『幻覚の脳科学』-見てしまう人びと- オリヴァーオリヴァー・サックス

『幻覚の脳科学』-見てしまう人びと- オリヴァーオリヴァー・サックス

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オリヴァーサックスといえば、『レナードの朝』が有名ですけど、出版したのは1973年です。
その後、2015年で82歳で亡くなるまで、開業医でもあり、本も書き続けていました。

最近は、80歳を過ぎても元気で働く人はいっぱいいますよね。
ついこの間、「I can’t get no satisfaction!」ってステージを元気に走って歌ってるライブ映像が流れてきましたけど、なんと、81歳のミックジャガーでした。
それも、2時間のライブのアンコールでした。
いやはや。

さて、サックス先生が亡くなる前年に出版されたのが、今回紹介する『幻覚の脳科学』です。
長い経歴の中で、いろんな患者を診てきたので、幻覚を見る人なんか、何百人といます。
そこで、この本では縛りをいれました。
それは、精神が正常なのに幻覚を見る人です。

こんな縛りでこれだけ語れる人なんて、サックス先生以外いません。
読んでみると、映画「レナードの朝」で見たシーンも出てきました。

そして、この縛りは、僕にとっても好都合です。
脳の仕組みを解明するのが僕の仕事ですけど、条件付きだと、仮説を検証しやすいんです。
そこで、「意識の仮想世界仮説」がどこまで当てはまるか、検証していきますよ。

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