五感を直撃! 人工幻覚で現実は消滅する

五感を直撃! 人工幻覚で現実は消滅する

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古いアパートに住んでいたときです。
和室で、うとうととしていたらしく、気が付くとあたりが薄暗くなっていました。

あぁ、もう、こんな時間かぁ。
そう思って、ぼぉーっとしていたら、部屋の中で何かが動く気配を感じました。
黒い影が、壁をゆっくりと伝って登っているんです。

はじめ、大きなクモかとおもったんですけど、そうじゃありません。
薄暗くて、ぼぉ~っとして、はっきり見えません。
そぉ~っと近づいてみたけど、近づいても、ぼぉ~っとしています。
何かフワフワした黒い影なんです。

そっと、触れてみたら、それが、手にまとわりついてきました。
しばらく手のひらの上で遊んでいたんですけど、やがて、ゆっくりと消えていきました。

 

輪郭がはっきりしないし、何かよくわからないなぁ。
脳埋め込み型VRデバイスの臨床実験に応募したけど、まだ、実用には程遠いよなぁ。

説明書によると、部屋の中を飛び回るティンカーベルが見えるはずなんだけどなぁ。

なになに、「心が純真でないとティンカーベルは見えません」だと。

ほっといてくれ!

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