
【マインド・エンジン】絶対不可能といわれていたコンピュータによる言葉の意味理解。ついに成功したので公開します。
AIと会話して、相手がAIか人間か見分けがつかなくなったら合格。
これがチューリングテストです。
なかなかよく考えられたテストです。
でも、チューリングテストの意味って、そこじゃないんですよ。
チューリングテストを考えたアラン・チューリングはコンピュータの理論モデルを考えました。
実際にコンピュータが作られる以前の話です。
そんなチューリングが、将来、コンピュータが人間と同じ知能を獲得するか考えたのがチューリングテストです。
人工知能という言葉が生まれる前の話です。
アラン・チューリングが天才と言われるわけです。
時代を先取りしすぎて、誰もついていけません。
チューリングは、いつも、ものごとの根本を考えていました。
はたして、知能とは何か?
心とは何か?
心を考えるとき、科学の限界が見えてきます。
チューリングが見ていたのは、科学が生まれた500年前と同じ光景でした。
ガリレオは望遠鏡で惑星を観察することで、科学を生み出しました。
つまり、観察装置が科学を生み出したんです。
顕微鏡、電子顕微鏡と、新しい観察装置によって科学はどんどん進化しました。
でも、チューリングが発明したコンピュータは観察装置じゃありません。
じゃな、何でしょう?
それは、模倣装置です。
チューリングテストの論文の核心は「模倣ゲーム」です。
新しい装置が新しい科学を生み出すんです。
模倣装置が、新しい科学を生み出したんです。
じゃぁ、新しい科学とは何?
それは、主観を扱う科学です。
心を科学で扱う手法を編み出したんです。
チューリングテストの本当の意味とは、500年ぶりに科学をアップデートしたことにあるんです。