意識はただの演算装置。脳の中で計算結果を味わうのが僕らの意識。

意識はただの演算装置。脳の中で計算結果を味わうのが僕らの意識。

このエントリーをはてなブックマークに追加

意識って、何のためにあるんでしょう。
きっと、宇宙の根源につながる壮大な目的があるんでしょう。

つい、そんなストーリーに魅了されます。
意識には、そう思わせる魅力があります。

でも、それは何の根拠もまりません。
ただ、そう思いたいからだけです。
そうでもないと、自分が生きている理由が見出せません。

じつは、ここに意識の存在理由があるんです。
それは、生きるためです。
どっちの道を選んだら生き残る確率が高いか。
アルゴリズムに従って計算し、計算結果に従って行動するのが意識です。

ただ、計算結果は確認しないといけません。
コンピュータなら数字を読み取ったらいいです。
でも、僕らは脳の中にいます。
計算結果は数字で出てきません。
計算結果は、感情です。

 

今日ぐらい練習を休んでもいいだろう。
でも、自分が休んでいる間にライバルは練習しているはず。
そう考えると休むわけにはいきません。
そうやって、一日も休まず、練習を続けてきました。
でも、最後の試合で負けてしまいました。
悔しくて悔しくて涙が止まりません。
ひとしきり泣いたら、少し落ち着きました。

さて、今日も練習に行くか。

 

そうやって、日々計算して、計算結果を味わって行動を決定する。
これが意識です。
ただの計算機です。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です