脳科学は、なぜニューロンしか見ない? 見るべきは脳のアルゴリズム

脳科学は、なぜニューロンしか見ない? 見るべきは脳のアルゴリズム

このエントリーをはてなブックマークに追加

近年、脳科学の進歩が目覚ましいですよね。
脳に電極を埋め込むBMI技術で、今までにない精度で観察できるようになってきました。

ただ、脳に電極を指したところで、記録できるのはせいぜい100個ぐらいのニューロンです。
大脳全体から考えると、1憶分の1です。
まだまだ全然足りません。

というか、そういうことが言いたいんじゃないんです。
逆です。
みんな、見るところが細かすぎます。
木を見て森を見ずです。
全体を見れていません。

じゃぁ、全体って何?
大脳と中脳と小脳ってこと?

いや、そういう見かけの全体じゃないです。
情報処理装置としての中身の全体です。
脳には五感から情報が入ってきます。
その情報をどう処理するか、いくつかの方法がありますよね。

 

「よくわからないなぁ・・・」

 

たとえば、今、あなたは部屋の中にいて、目の前に机があるとします。
そう思うのは、そういう情報処理をしているからですよね。

 

「というか、それは事実じゃないですか?
 それ以外ないじゃないですか?」

 

そう思うのは、生まれてこの方、その情報処理しか経験したことがないからです。

 

「でも、それ以外の情報処理をしている人なんかいないでしょ」

 

はい、いません。
ただし、人間以外ならいますよ。
魚とかカエルは、世界があるなんて思ってもいません。
つまり、進化的に古い生物の情報処理は違うってことです。
これが、第一の軸、進化軸です。

 

「なるほど、脳の情報処理の進化で捉えるんですね!
 じゃあ、第二の軸は何ですか?」

 

それは左右軸です。
つまり左脳と右脳の二種類の処理の仕方です。

 

「左脳と右脳の処理はどう違うんですか?
 もっと教えてください!」

 

はい、それじゃぁ、この動画を見てください。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です