AIに意識が宿ったとして、科学で判定できるのか

AIに意識が宿ったとして、科学で判定できるのか

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GoogleのAI、LaMDA(ラムダ)に意識が宿ったと話題になっています。
LaMDAに関しては、既に動画を撮ったのですが、公開は6月28日(火)の予定です。

今回は、GoogleのLaMDAにつながる、根本的な話となります。
それは、そもそも、意識は科学で扱えるのかって話です。

これは、前回取り上げた「受動意識仮説 VS 意識の仮想世界仮説 前野隆司 VS 田方篤志」のもう一つの問題提起にもなります。
つまり、意識を伝統的な科学で扱う限り、AIに意識が宿ったとしても、それを判定できないってことです。

今回のGoogleの件をみても、そろそろ、科学の扱う範囲について、真剣に議論すべきときが来たのではないでしょうか。

 

 

 

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“AIに意識が宿ったとして、科学で判定できるのか” への2件のフィードバック

  1. アバター 斎藤利幸 より:

    なるほど!と納得しました。有難うございます。
    AI、LaMDAについて、意識・感情が獲得されたとするほうも否定するほうも、どちらも意味不明なことを言っていると感じてました。
    その理由は、お互いに「意識」「感情」などを定義もできないのに、否定・肯定合戦をしているからなのですね。非常にあいまいな議論にならざるを得ないわけです。どちらも不誠実な議論だと思います。
    それとは別に、AI・LaMDAの意識性(言葉に問題があれば「言っていること」)の内容を検討すべきではないでしょうか。それが我々に真実を提供しているのであれば、受け入れて問題がないはずだと思います。AI・LaMDAには我々が求めてやまない貴重な情報提供能力を感じます。

    • 田方 篤志 田方 篤志 より:

      齊藤様

      コメント、ありがとうございます。
      LaMDAに関しては、6月28日公開の第270回で詳細に検討しますので、もう少しお待ちください。
      LaMDAの言ってる内容に関しても、検討すべきかどうかについてもそちらで触れておりますので、そちらを参考にしてください。

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