「見えた」ときは、もう遅い! そいつは、すでに脳の中にいる。

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変なものを見たことありますか?
変なものっていうのは、いったい何かわからないものです。

昔、会社から帰ってきたとき、部屋の中に見たことがない木の板がおいてあったんですよ。

「誰かが部屋に勝手に入ってきておいたのか?」
「なんで木の板?」

でも、ちょっと見る角度を変えたらすぐにわかりました。
先日、東急ハンズで買ったツルツルの銅色のごみ箱に、周りの家具が反射して木の板に見えてただけでした。

見る角度で何かわからなくて、全然違うものに解釈してたわけです。
逆に言えば、今、目の前に見えてる光景が何の変哲もないように見えてるとしたら、全て正しく意味を解決できてるってことです。
それをやってるのが無意識です。

さて、今回登場するのは、脳障害であらゆる意味の解釈ができなくなった人です。
ものははっきりと見えます。
でも、意味の解釈ができなくなりました。

その人は園芸家でもありました。
花の知識は人よりもありました。
その人に、チューリップとかバラの絵を描かせると、この世に存在しない世にも奇妙な花の絵を描き始めます。

はたして、その花はどこに咲いているんでしょう?
もしかしたら、そんな花が咲いている世界があるのかもしれません。
その人は、その世界に行ってるだけなのかもしれません。

 

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