【神経言語学】脳の中の文法が世界をつなぎとめていた。 

【神経言語学】脳の中の文法が世界をつなぎとめていた。 

このエントリーをはてなブックマークに追加

今回も、奇妙な患者が登場します。
失語症というのがあります。
スラスラしゃべれなくなるとかです。
これは、脳の文法を司る機能が損傷した場合に起こります。
これは、わかりますよね。

今回の患者は、ちょっと違うんですよ。
「ハンマーで釘を打つ真似をしてください」っていったら、こぶしでテーブルをたたく真似をするんですよ。

「釘を打つ」の意味は分かっているけど、「ハンマー」を知らないのかもしれません。
そう思って、ハンマーを渡すと、ちゃんとハンマーを使って釘を打てます。
文の意味も、単語の意味も分かっています。
じゃぁ、この人は、何ができていないんでしょう?
脳のどこが損傷したらこうなるんでしょう?

言語にとって脳がものすごく重要だってことがよくわかりますよね。
つまり、言語学は脳から解明すべきなんですよ。

いや、逆です。
脳科学の一分野が、言語学なんですよ。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です