自閉症本人が心の内面を語った名著『自閉症だったわたしへ』ドナ・ウィリアムズ

自閉症本人が心の内面を語った名著『自閉症だったわたしへ』ドナ・ウィリアムズ

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久しぶりに自閉症の本を読みました。
20年以上前に読んだ本です。

この研究を始めたころに読んで衝撃を受けました。
世界で初めて、自閉症本人が心の内面を書いた本としてベストセラーになった本です。

当時、自閉症の人は何も感じてないし、何も考えてないと思われていました。
まして、心の内面などないと言われていました。

ところが、この本を読むと、その豊かな内面に驚かされます。
しかも、2歳ぐらいの記憶から始まります。

記憶力の良さは自閉症から来るものなのでしょうか。
赤ちゃんは、こんな風に世界を感じてるのかって、リアルに描写します。
言葉を理解する以前、人は、こんな風に感じていたのか。
当時、頭がくらくらしたのを思い出しました。

あれから20年、僕なりに心の仕組みを解明してきました。
今読むと、作者ドナの気持ちがよく分かります。

心とは何か。
この本を読めば、心理学とか脳科学が、どれほど薄っぺらな理解しかしていないかがよく分かります。

 

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