【なぜ、誰も気づかなかった？！】言語発生の新事実。

今回も、東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由２』を読み解いていきます。
東田さんは、思ったことが言えなかったりします。
その一方、言いたいわけじゃないけど、言わずにおれない言葉があったりします。
不思議ですねぇ。

なんで、そんなことになるんでしょう？
これ、生物の進化を考えたら、少しずつ分かってきました。
そもそも、この体って、自分の思い通りに動いてるわけじゃないんですよ。
体を動かしてるのは、自分の意識じゃありません。
自分の思い通りい体を動かすのって、長い進化の歴史でようやく獲得したものなんですよ。

そして、言葉もです。
言葉をしゃべれるようになったのも、生物の長い歴史から考えたら、つい最近のことです。

進化と意識と自由意志。
この三つの関係を理解してないと、なぜ言葉が生まれたのか理解できません。
そして、これらの過渡期を体現してるのが東田さんなんです。
そのことを、記憶喪失とか多重人格とか、いろんな事例を交えながら紐解いていきます。
そうしたら、意外な事実が見えてきます。

誰も気づかない言語発生の新事実です。