第二次AIブームの象徴、第五世代コンピュータと自然言語処理

第二次AIブームの象徴、第五世代コンピュータと自然言語処理

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第五世代コンピュータ。
第二次AIブームを語るうえで欠かせません。

1980年代の約10年の歳月と、500億円の予算をかけた巨大プロジェクト。
富士通、NEC、日立、東芝、松下、三菱、シャープ、電電公社(NTT)といった、
日本を代表するメーカーなど、官民挙げて取り組みましたが、
成果がほとんどでなかったため、日本の科学技術の黒歴史ともいわれます。

一方、現在の第三次AIブームを支える技術者たちは、
第五世代コンピュータが、日本のAIの基礎を築いたとも言っています。

それも、また、真実です。
ただ、今のAIを支える技術者の多くは、
第五世代コンピュータに参加した技術者の教え子が多く、
第五世代コンピュータを批判するのが難しいようです。

第五世代コンピュータが自然言語処理を目指していたのは間違いないですが、
どうやってコンピュータに言葉の意味を理解させるのか、
その方法も分らずに開発を進めていました。

さて、資金面では、第五世代コンピュータに遠く及びませんが、
言葉の意味理解の理論は、ちゃんとできてるのがロボマインド・プロジェクトです。

第五世代コンピュータが果たせなかった夢を、ロボマインド・プロジェクトがリベンジしましょうかね。

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