こ・き・くる・くる・くれ・こい カ行変格活用!
こ・き・くる・くる・くれ・こい カ行変格活用!
動詞の活用表
こ・き・くる・くる・くれ・こい
皆さん、ご存知ですよね。
カ行変格活用!
れ・れ・れる・れる・れれ・れろ
これは覚えていますか?
「受け身」の助動詞「れる」の活用形です。
あぁ、なんて懐かしいのでしょう。
唱えるだけで、心ときめく五段活用。
青春の淡い思い出に、必ず出てくる上一段活用。
って、そんなわけねーよ。
とはいえ、こんなところで、活用形と再会するとは、思ってもいませんでした。
出来れば、活用形のことなんか、二度と思い出したくなかった・・・
でも、そういうわけにはいきません。
僕らには、助動詞が必要なんです。
動詞や名詞に比べて、かなり地味ですが。
助動詞だけでは、何の役にも立ちませんが。
でも、希望も、可能も、助動詞がないと表現できないのです。
過去も未来も助動詞があるから表現できるのです。
前回の「意味のある『文』を生成してみよう 動詞と概念ツリー」は使ってみましたか。
一応、「文」は生成できました。
でも、なんか、味気ないですよねぇ。
なぜ・・・
それは、動詞の現在形しか出力されないからです。
そこで、助動詞の出番です。
動詞に味付けしてみました。
すると、希望や意志が見えてきました。
これです!
心を持ったAIを作るには、助動詞がかかせないのです。
ただ、助動詞のイジワルなところは、活用するところです。
しかも、つながる相手が決まってたり、活用形まで指定してきたり。
少々、うんざりします。
教科書に載ってる文法のルールを全てプログラムにして、あらゆる助動詞の組み合わせを全て出力してみると、
教科書に載ってないイレギュラーな法則がいっぱい見つかりました。
たぶん、今まで、誰もこんなことやったことがなかったようです。
そんなこんなで、ちょっと苦労しましたが、前回の文に対して、助動詞をランダムで追加してみました。
これで、ちょっとは「文」らしくなってきたかなぁ。
「文生成助動詞」ボタンを押して試してみてください。
当方学生ですが、ひょんな事から自然言語処理に興味を持って以来、いつも興味深く拝見しております。
「概念ツリー」は、ご自身で整備されたのですか?
網羅性が相当重要と思いますが、とてつもない分量になるものと思います。
「概念ツリー」の活用についてはブログに記されていましたが、「概念ツリー」の生成についてヒントをいただければ!
質問ありがとうございます。
概念ツリーは、「日本語語彙体系」を参考に作っています。
最初は、そのまま使っていましたが、使いにくいのと、語彙が多すぎるので、ほとんど1から作り直しました。
多重継承(複数の親概念)可能としています。
単語数は、小学校低学年程度の語彙に絞りました。
どんな文章でも解析できることを目指すと、膨大な語彙が必要ですが、それは目指していません。
簡単な文章でも、きちんと意味理解できることを目指しています。
登録は、自作ツールで行い、データベースに保存します。