意識をもつヴァーチャルマシンの作り方② ウィトゲンシュタインの夢

意識をもつヴァーチャルマシンの作り方② ウィトゲンシュタインの夢

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AIで記号主義は、今や禁句となっています。
第二次AIブームでルールベースが失敗していらい、記号主義じゃうまく行かないってみんな思っています。

でも、ルールベースが失敗したのは、あまりにも物事を単純化しすぎたからです。
当時やってたのは、「咳が出て、熱があれば風邪です」なんてルールを大量に並べるだけでした。
さすがに、人間の心って、そんな単純じゃないですよね。

記号主義は、本来、分析哲学の記号論理学に遡ります。
記号論理学は、世界を論理的に記述しようとする試みです。
最も有名なのが、ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』です。

残念ながら、ルールベースのAIには、世界とは何か、世界を記述するとはどういうことかなんて思想はありませんでした。

僕らは、ウィトゲンシュタインが考えてた世界という論理空間をヴァーチャルマシンで実現しようとしています。

 

 

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